現在の神奈川県域は、奈良・平安時代には横浜市と川崎市域が「武蔵国」、それ以外が「相模国」でした。
「相模国」は八郡からなり、各郡はさらに郷と里に細分されました。
西暦741年には、仏教による国家の安泰を願って聖武天皇の国分寺建立の詔が出され、
「相模国」でも奈良時代後半に国分僧寺と尼寺が今の海老名市の地に建立されました。
国分寺は国府の機構を結集して築きあげた当時の最高の建築技術であり、国家の偉業を民びとに知らせるものでもありました。
昔は海老名市を文化の中心とした「さがみの国」の時代がありました。
現在はインターネットの時代です。
すでに全人口の70%以上がインターネットを利用しており、12MB ADSLの登場により全人口の97%が利用できるブロードバンド化が進んでいます。
今までは私どもの生活にNTTの電話帳は大きな役割もっていました。
あてのないお店や会社、病院を探すときに電話帳が唯一の情報源だったのです。
しかし、すでに多くの人は電話番号とおおまかな住所しか得ることのできないこのサービスの利用を止め、インターネットを利用しています。
すでに世界一のブロードバンドインフラを持ってしまった日本国民にはさらに光ケーブルサービス、第三世代、第四世代の携帯電話サービスが待っています。
また、「L-モードFAX」のようなIT家電が続々登場し、大手自動車会社が自動車からインターネットを利用するサービスを発表しました。
21世紀はますますインターネットを中心とした情報サービスが行われます。
しかし、ここにひとつ「大きな落とし穴」があります。
東京23区や横浜のエリア情報を大手サーチエンジンで探すと十分な量と質の情報が見つかります。
しかし、「さがみ」の情報を探そうすると量、質と十分とはいえません。
誤情報も多く、なかなか直してくれません。
相模には勤め先や通学先が東京だったり、横浜、川崎だったりする人が多くいます。
相模が東京や横浜のベットタウンであることは否定できません。
また、近年でも他府県から新たに相模へ転入された人もたくさんいらっしゃいます。
これらの多くの人は自分が住んでいる近所にどんなお店や、会社、病院があるのか良くわかりません。
「友達と待ち合わせに使うお店が見つけられない。」「こどもが皮膚炎をおこしたけれど何処に皮膚科の医院があるかわからない。」
「自分にあった歯医者さんを探したいのだけど?」等の「町の声」をたくさん聴きました。
結局、「新宿、渋谷、横浜へでかけちゃいました。」との結果になってしまうようです。
これはインターネットが登場する前からの現象ですが、このままでは21世紀も「さがみの国」は住みよい国にはなりません。
「さがみの国」には、けして「武蔵国」に負けない味、品質、技術、特徴、特技を有するお店、会社、医院などがたくさんあります。
みなさんにどんどんご紹介したい個性的な職人さんもたくさんいます。
私どもと同様に相模にこだわって活動しているコンサルタントの方もいらっしゃいます。
そこで相模に住んでいる人の視点で情報を集め、
「生活に必要な情報をインターネットから得やすい窓」
を作ろう。この思いから『さがみの窓』と命名しました。